蜜蜂ーミツバチサミット2023
11月18〜20日の3日間開催された「ミツバチサミット2023」について、初日のみの参加で、受講した分を既に8回にわたってアップした。
講演は7つのシンポジウム、26件で大半が大学の先生で、他に国立研究開発法人農研機構の研究者などによる発表であった。
その中から、個人的に関心がある研究発表を数回にわたって紹介したい。
講演「蜜蜂のナビゲーション:方向を空から知るしくみ」神戸大学理学研究科生物学専攻 佐倉 緑准教授
『偏光ってなに?』
私たちが見ている「光」は電磁波の一種で、波としての性質を持っている。波の方向が偏った光を「偏光」と呼ぶ。
太陽の光にはあらゆる方向の波が混ざっているが、地上に届くまでの間に大気中の粒子によって散乱する時に部分的に偏光して、空には独特な偏光のパターンが生じている。
私たち人の眼は、偏光の方向を見分けることができないが、野山に暮らしている多くの昆虫はこれを見分けることができる眼を持っている。
これらの昆虫は空の偏光パターンから自分の異動している方向を検出したり、物体から反射する偏光を見たりしているとのこと。 次号に続く。
蜜蜂🐝は、自分の巣箱から多くの花が咲く餌場に向かって遠い所では2〜3km飛翔するが、花蜜や花粉を採集すると、また飛翔して自分の巣箱に戻ってくる。太陽が出ている晴天の時はもちろん、薄曇り程度なら花蜜の採集に出かける。
おもしろいテーマです。
太陽の光にはあらゆる方向の波が混ざっているが、地上に届くまでの間に大気中の粒子によって散乱する。こと時に部分的に偏光して、空には独特な偏光のパターンが生じている、こともあるでしょう。
偏光レンズをまわすとわかりますが、地上に届く光は、四方八方からの光が混ざっています。
次回以降の報告が、楽しみです。
3日間のミツバチサミットの講演は、興味深い
テーマが多いです。
初日だけの参加でほとんど聞けず残念でした。