蜜蜂ーセイヨウミツバチはどの様に営巣場所を選ぶのか?(その5)

2日に続き「セイヨウミツバチはどの様に営巣場所を選ぶのか?」玉川大学ミツバチ科学研究センター原野教授について、

『分蜂群レベルでの意思決定の外観』

「分蜂群」がどの様にして「営巣場所」を選んでいるかについて、最初に報告したのは、リンダーウアー(1961年)。

彼は、「分蜂群」が母巣を離れて、その近くに「分蜂蜂球」を作ってしばらくすると、採餌蜂が行う様な『尻振りダンス』が蜂球上で見られることに注目した。

そして、このダンスは、営巣のための候補地を見つけた営巣場所探索蜂(以下「探索蜂」という)によって踊られており、それぞれが発見した候補地の場所を示していることを見出した。

ダンスによって「営巣場所」候補地を示す仕組みは、採餌蜂が有望な餌場の位置を「尻振りダンス」によって示すのとほぼ同じであるとのこと。             次号に続く。

勝浦の高台から撮った満月🌕

当方は、「分蜂蜂球」は何回となく近くで見ているが、「探索蜂」の「尻振りダンス」は見たことがないので、次回の「分蜂」時には注意して見てみたい。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    ダンスで場所を伝達する、おもしろいですね。
    方向、距離、場所をどのような動作で表現するのか、興味津々です。

    • nao_tenjp より:

      尻振り回数、そして尻振りながらある方向へ前進する角度
      で表現されます。
      図示しないと分かりにくいので、いずれアップ
      します。

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