蜜蜂ー「令和7年養蜂産業振興会講演会」(その8)
前号に続き「令和7年養蜂産業振興会講演会」
『ミツバチの凄い脳力とそれが発達した理由』玉川大学名誉教授 佐々木正己氏
ヒトの個体=ミツバチのコロニーとして見た場合、コロニーには、ヒトの様に経験した情報を集積していく領野の様なものはないらしい。
個々のミツバチの経験は、各個体の脳に集積されるだけだ。
ヒトの脳は、生涯ににわたって経験の蓄積が可能だが、ミツバチの「集合脳」は、長期間の経験を保存したおくことはできない。
これは、働き蜂の寿命が通常1ヶ月程度(活動が低下する冬季には半年程度)しかないからだとのこと。 次号に続く。
蜜蜂の働き蜂の寿命は、最盛期で1ヶ月程度、それが活動が低下する冬季に於いては半年の寿命とのこと、働き尽くめの最盛期と僅かな活動の冬季では極端な寿命の差が出る。
冬季は女王蜂の産卵も低下、気温が下がると産卵を一時停止するので、働き蜂の誕生が極端に下がる。
働き蜂の冬季寿命が半年も長くなることは、蜜蜂🐝は越冬が前提であることから、越冬に必要な働き蜂数を確保する必要がある。
最近のコメント