蜜蜂ミツバチのユニークな性を決める仕組み(その2)
前号に続き「ミツバチのユニークな性を決める仕組み」国立研究開発法人 峰特別研究員について、
『はじめに』前号に続き、
「育種」とは、ヒトにとって利用価値の高い特徴をもつミツバチを作り出したり、改良したりすること。
「育種」の代表的な例として、いい特徴を持つ個体同士を掛け合わせて、その特徴を固定化する手法が挙げられます。
この場合は「育種」の過程で血縁関係にあるもの同士を掛け合わせる『近親交配』をおこなことが一般的です。
多くの昆虫は数世代であれば近親交配を行っても大きな影響が見られないことがほとんどです。ミツバチはその特殊な性が決まる(性決定様式)の関係で、一世代であっても近親交配に非常に弱い昆虫なのです。
ではミツバチの持つ特殊な性決定様式とは一体どんなものでしょうかとのこと。次号に続く。
ミツバチは育種を行い、ヒトにとって利用価値の高い特徴を持つ個体を人為的に作り出したり、改良したりができる様で、近いうちにそんなミツバチが現れるのであろう。
近親交配を行っても大きな影響が見られないとは、意外でした。
昆虫も動物も、近親交配によって影響が出ると思っていました。
蜜蜂は影響が出る様です。
数年で血縁関係のない女王蜂と交換することを
薦められています。