蜜蜂ー将来の養蜂産業を支える人材の育成を目指して(その12)
前号に続き「将来の養蜂産業を支える人材の育成を目指して」公益社団法人 国際農林業協働協会 森女史
『モンゴルでの海外研修』前号に続き、
ボルガン県では、モンゴル生命科学大学傘下農科大学を訪問し、2020年に新設された養蜂専科や大学の概要について学長から話を伺った後、大学の農場と蜂場を見学しました。
養蜂専科では、JICA草の根事業で作成した養蜂手引き書が教科書として利用されており、これまでに60人がコースを終了しています。
モンゴルでは、養蜂の指導者と呼べる人材がまだ十分に育っておらず、この大学でも教員の不足が課題となっています。
このコースで養蜂を体系的に学んだ学生が、いつか教員となって大学に戻ってくることを願いました。 次号に続く。
春の訪れの菜の花だが、まだ寒い日が続いている。
モンゴル生命科学大学傘下の農科大学に2020年に養蜂専科が新設され、そこでの教科書に日本の「養蜂手引書」が使われているとのこと。
新設から日が浅いが、これまでに60人のコース修了者が出ている様、モンゴルの蜜蜂の発展に貢献されることを願わずにはいられない。
モンゴルの大学に、養蜂専科があるんですね。
日本の大学には、ありますか?
日本の養蜂に関する研究のレベルは世界的に見て、どの程度でしょうか?
日本で蜜蜂専門の学科があるのはおそらく、玉川大学
だけと思います。
蜜蜂の研究は、ヨーロッパとアメリカが進んでいますが、
日本のレベルがどれほどかは分かりません。