蜜蜂ーコロニーの生活史(その3)

前号に続き、「コロニーの生活史」について、坂上昭一著「ミツバチの世界」から、

女王蜂によって、巣室に卵が産み付けられ幼虫になると働き蜂に給餌され、やがて巣室には蓋が掛けられる。

正確には毎日この蓋を剥がして生死のチェックをすべきだが、蓋を取ると中の幼虫または蛹は、働き蜂によって捨てられてしまう。

巣盤ごと恒温槽に入れるのも一方法であるが、色々と問題が起きる。そこで蓋掛けのままとして、羽化が近い頃に毎日チェックし、正常に蓋が噛み破られるという時は羽化成功とし、蓋に異常があった時には開けて見ることにした。

後者の例は少ないが、そのほとんどの場合は蛹が死んでいた。

これで産卵されてから羽化まで、どのくらいの個体がいつ頃死んでいくか、あるいは逆にどのくらい生存するかが分かる。

これら生存羽化蜂の生活をさらに追い続ければ理想的であるが、彼女達を集めるのは煩雑なので、成虫の生存曲線は次号の様に別に求めたとのこと。           次号に続く。

クリスマスも間近、あっちこっちでツリーが見られる。

巣室の幼虫や蛹の生死をチェックするため、巣室に蓋掛けされた蓋の状態から中の幼虫または蛹の生死を判断する方法で、蓋に異常がある巣室では内部では蛹がほとんど死んでいるのが確認されたとのこと。

当方も内検していると、巣室の蓋に異常があるのがたまに見受けられるが、それらの内部を一々見たことはない。蛹が死んでいると、働き蜂が外に出しているのであろう。

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