蜜蜂ー働き蜂の寿命
蜜蜂の群は、女王蜂、雄蜂、働き蜂と3種で、群のほとんどは働き蜂、僅かな雄蜂、そして1匹の女王蜂から構成されている。
女王蜂は巣枠の2種類の巣房に卵を産み付けるが、小さい方の巣房に卵を産むと精子をかけて有精卵とする、すると働き蜂である雌蜂が誕生することになる。大きい方の巣房の時は、精子をかけずに無精卵とする、すると雄蜂が誕生する。
年間を通じて蜜蜂の動向を見てみると、12月から1月の越冬期間を終えると、2月の梅の開花頃から活動が始まる。
女王蜂は冬季期間はほとんど産卵をせず、2月頃から産卵を再開するが、それをもって活動開始と捉えている。女王蜂の産卵は春から段々と増え、初夏にかけて増勢期となる。
この増勢期の働き蜂の寿命は、35日なので、女王蜂は1日に2000個の卵を産み続けて補充している。
女王蜂は季節に応じて働き蜂の生産をコントロールしているかに見えるが、コントロールしているのはむしろ働き蜂であろう。 次号に続く。
勝浦の高台から望む日の出
最近のコメント