蜜蜂ーセイヨウミツバチはどのように営巣場所を選ぶのか?(その19)

前号に続き「セイヨウミツバチはどのように営巣場所を選ぶのか?」玉川大学ミツバチ科学研究センター原野教授について、

『探索蜂間の相互抑制』

2012年に、異なる候補地を支持している「探索蜂」同士が、互いのダンスを抑制しあっているという論文がサイエンス誌に掲載された(Seeley et al.,2012)。

「採餌蜂」では「餌場」の状態が急激に悪化すると、他の蜂のダンスを抑制する停止信号(ストップシグナル)を発することが知られている。

この信号は、ダンスをしている他個体に頭部を押しつけ、振動させることで伝えられ、この信号を受け取った蜂のダンスを止めさせる効果を持つ。

「分蜂蜂球」上でも、この停止信号はよく観察されるとのこと。       次号に続く。

検見川浜の夕暮れ

「探索蜂」同士で「尻振り走行」ダンスを互いに抑制しあっていることがサイエンス誌に投稿されているとのこと。

候補地を示す「尻振り走行」ダンスを互いに抑制することで、候補地の一本化が促進されているのであろう。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    検見川浜の夕暮れ写真、いい風景です。
    このあと、夕焼けになりましたか?

    • nao_tenjp より:

      既に遅い時間だったので、このまま
      暗くなりました。
      18〜20日は検見川浜からダイヤモンド富士が
      見られます。

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