蜜蜂ーセイヨウミツバチはどの様に営巣場所を選ぶのか?

今号から、養蜂産業振興会報(2024、春号)に寄稿された「セイヨウミツバチはどの様に営巣場所を選ぶのか?」玉川大学ミツバチ科学研究センター原野教授について紹介したい。

春はミツバチの繁殖のシーズンである。

あちこちに咲く花から集められた蜜や花粉でコロニーの巣房は埋まり、働き蜂の数が巣の収容限界を迎える。

この頃になると半数以上の働き蜂と女王蜂は、残りの働き蜂と新しく育成された女王蜂を残して、新たなコロニー建設のために巣を離れる。

この現象は「分蜂」と呼ばれる。

巣門から飛び出した数千〜2万匹の蜂達からなる「分蜂群」は、しばらくは巣の近くを群飛するが、数分の内に近くの木の枝先などに集結して「分蜂蜂球」を形成するとのこと。

次号に続く。

写真は昨年の4月28日に「分蜂」し、「蜂球」を形成したものである。次の日に一晩そのままぶら下がった状態だった「蜂球」の枝を切り落して新たな巣箱に取り込んだ。

 

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    昨年4月の分蜂写真は迫力あります。枝を切り落とした時、離れた働きバチは、いましたか?

    • nao_tenjp より:

      少しの塊が下の草地に落ちましたが、
      しばらくしたら取り込んだ巣箱に入りました。

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