蜜蜂ー蜜蜂の蜜胃と前胃弁(その2)
『体のしくみから見えてくる新たなミツバチの世界』から、第3回『蜜蜂の蜜胃と前胃弁(その2)を(その1)に続き紹介したい。
『蜜胃』が花蜜で一杯になると内圧がある限界に達し、『前胃弁』がクローズすることで吸蜜を終了する。
『蜜胃』と『腸』の間に弁の様な構造をした『前胃弁』がクローズすると花蜜は腸に入らないことから、消費されずに巣箱に持ち帰ることが可能になるとのこと。
この様な構造によって『蜜胃』は花蜜の積載庫となっており、これが、コロニーの仲間達の『共有財産』としての蜂蜜の原料となっている。
写真は、公園に咲く白い木の花であるが名前は不明。
こんにちは。
蜜胃が花蜜で一杯になると前胃弁がクローズし、吸蜜を終了。
その蜜を巣で出す時の仕組みを教えて下さい。
働蜂は、生まれて前半は巣箱内で内勤し、後半は外に出て花蜜や花粉を採取する採餌
飛行等の外勤をします。
花蜜を採取して帰巣した外勤蜂は蜜胃の花蜜を全て口移しで渡します。
受け取った内勤蜂は、花蜜を蜂蜜にするために酵素となる分泌物と共に巣房に
蓄えます。