趣味ー宇宙の先駆者(その2)
朝日新聞(20214.12)の天声人語から、宇宙の先駆者ガガーリン氏について前号に続き紹介したい。
ガガーリン氏が宇宙から帰還後の人生を描いた評伝や映画によると、宇宙時代の英雄として国威を高める広告塔となった後、アルコール依存に苦しみ、夫婦の仲もギクシャクしたそうだ。
その歩みを辿って浮かぶのは、米ソの宇宙競争でコマとして使われた若者の哀しみである。米国との先人争いを制して得意になったフルシチョフは彼に数々の特権を与えたが、続くブレジネフの時代は、軍の一飛行士に甘んじることになった。
ガガーリンの挑戦には敬意を抱く。とはいえ、為政者が実績を誇るための道具とならざるを得なかったのは辛かったであろうとのこと。
先人をきって宇宙を切り開いた偉業は、純粋にみると偉大な功績であろう。 本号で終了
検見川浜にて
ガガーリンが宇宙から帰還した後の人生を描いた映画は、日本で上映されましたか?
日本で上映されたかどうかは存じてません。
天声人語の記者は観ているようですから、上映されたのかも知れません。