趣味ークジラの人工フン CO2吸収なるか
朝日新聞2022.9.9の「クジラの人口フン CO2吸収なるか」について紹介したい。
『光合成するプランクトンの栄養 海中の循環回復目指す』
かつて東洋のローマとも呼ばれたインド・ゴア州。その沖合、約400kmのアラビア海で今年4月、気候変動対策として、ひそかに注目を集める「あるもの」が荒波に揉まれていた。
筏に取り付けられた六つの筒状の容器の中で上下していたのは、人工的に作ったクジラのフンだ。
研究に協力した英ケンブリッジ大の気候修復センター研究員のジューン・ユン氏は目を輝かせる。
『海中の「クジラポンプ」を人の手で助けてあげることで気候変動を緩和できると信じている』と、一体どういうことか。
呼吸や食事、繁殖のために深海から海面まで広大な海域を泳ぎ回るクジラは、先々で栄養たっぷりの排泄物をばらまく。
このフンには植物プランクトンの成長に欠かせない鉄分や窒素がたっぷりと含まれ、光合成による二酸化炭素(CO2)吸収につながる。広範囲に栄養を運ぶ様子は『クジラポンプ』『クジラコンベヤー』とも称されるとのこと。 次号に続く。
写真は、9月10日の中秋の名月
前々回はアニサキス、前回はゴキブリの研究について紹介したが、今回はクジラのフンと思いもつかないものが研究テーマとして取り上げられている。
クジラは栄養たっぷりの排泄物をばらまく、この話も面白いと思います。
この話が、クジラポンプを人の手で助けてあげることで気候変動を緩和できる、ということに、どのように結びつくのか、想像できません。
今後の記事を読むと理解できると思います。