蜜蜂ー蜜蜂の飽くなき採蜜行動(その2)

『ハチとフィールドと』坂上昭一著から、『蜜蜂の飽くなき採蜜行動』の(その2)について紹介したい。

外勤の働蜂は、『飢えの欲求』が生じると内勤蜂から採餌飛行に必要な燃料としての蜂蜜を口移しで貰って花のある所へ出かけ花蜜を採取する。これを多い時には10数回繰り返す。

元来、個体の自己維持のためであった『飢え』が、もはや『個体の栄養摂取』と関わりなく、蜜蜂は『コロニーの栄養摂取』のために奉仕している。

個体の要求と切り離された『飢え』、それに基づく高能率の集蜜力が蜜蜂になかったならば、『養蜂が一つの産業』として成り立たなかったであろうとのこと。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    こんにちは。
    外勤働蜂は内勤蜂から採餌飛行に必要な燃料を口移しで貰って、多い時には10数回繰り返すんですね。
    1回行くとその場所を覚えているんでしょうか?
    外勤働蜂は内勤蜂から口移しで貰うのは、1回の往復分ですか?

    • nao_tenjp より:

      蜜源を探し当てた働蜂が、帰巣すると収穫ダンスで場所を伝達します。
      それを見た他の働蜂は蜜源に採餌に出かけますが、一度行けば場所を
      記憶してますから、何度でも同じ所に行きます。
      一度に貰う蜂蜜は、一回分だけです。

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