蜜蜂ー蜜蜂の現状(その2)
前号で18日に行なった内検について「蜜蜂の現状」として紹介したが、その日の内検に於いて一つの巣箱で「ムダ巣」が作られていたので紹介したい。
写真は、下の箱と上の箱との間に「隔王板」を置いているが、それに「ムダ巣」が作られていたので取り除いた。まだ産卵はなかったが、放っておくといずれは雄の卵で一杯になる。
現在の巣箱は上下2段になっており、下側は育児専用、上側は貯蜜専用とし、女王蜂は下側から上側には上がれない様に上下の間に「隔王板」を設置している。
写真の巣箱は上側がやや薄め茶色で、下側が濃い茶色でこの間に「隔王板」を入れている。
「ムダ巣」は、巣箱内に空間があり、巣箱内に入れた巣枠が蜂数に対して不足していると働き蜂が感じた時などに作られる。この「ムダ巣」は「巣房」の全体が雄蜂用の大きな巣でできている。
当方は、「ムダ巣」に働き蜂用の小さな巣房が混在しているのを今まで見たことがない。
巣箱内に入れた巣枠が蜂数に対して不足していると働き蜂が感じた時などに、「ムダ巣」が作られる。
働き蜂の中には、リーダーの存在が考えられる出来事です。
蜜蜂の世界にリーダーはないのが通説です。
同じ日に生まれる働き蜂は1000匹プラスマイナスほど、
その働き蜂は日々同じ仕事をするので、ムダ巣作りも
その集団がリーダーなしで行います。