蜜蜂ー昨年の養蜂を振り返って(その5)
『昨年の養蜂を振り返って』前号に続き、
⑥ 2024年4月下旬〜11月中旬: 巣箱の2段化(継箱載せ)
1月下旬辺りから梅の開花が始まると女王蜂の産卵も始まり、2月3月と徐々に産卵が増え、4月に入ると急激に増勢が進み、巣箱内がかなり混みあってくる様になる。
巣箱内には最大9枚の巣枠を入れるが、それがほぼ満杯の蜜蜂になる4月下旬頃には巣箱を2段にする。上下の巣箱間には「隔王板」という格子状の物を挟んで、女王蜂だけが上下を移動できない様にする。
女王蜂は下側の巣箱に入れ、下側は育児専用とし、上側の巣箱は働き蜂が蜂蜜を蓄える貯蔵専用としている。
上側の巣箱を「継箱」というがそれに空の巣枠を入れることで、下側から働き蜂が徐々に上側に上がり5月の下旬頃になると上下でほぼ満杯の状態まで増勢が進む、この頃になると上下で約4万匹の蜜蜂となる。
この状態になると、上側の巣枠には蜂蜜を蓄え、下側の巣枠では育児が活発に行われる。
写真は、巣箱を2段にしたところ、蜜蜂達が活発に出入りしている。
上下で約4万匹、満員の東京ドームと同じ位の数になるんですね。
上と下を比べると、どちらが多くなりますか?
以前は上下同じほどでしたが、最近は下側の方が
多いですね。
上側がやや少なくても貯蜜は十分なので、それほど
気にしていません。