蜜蜂ー採蜜後の状況(その3)
前号に続き「採蜜後の状況」について、
今年は、1回の「分蜂」で済んだ。その「分蜂」群は9時過ぎに巣箱を出て、すぐ近くの栗の木に『蜂球』の集塊を作って止まっていたが、夕方には新しい棲家に引っ越した。
通常は、新しい棲家を見つけて引っ越しするまでには3日ほどはかかるのに、今回は早すぎて取り込むことができなかった。
この群の「新女王蜂」を15日の内検で確認したが、産まれて間もないのか小さめでまだ産卵は始まっておらず、今後の成長を期待したい。
もう一つの女王蜂が居ないと言っていた群では、大きく成長した「新女王蜂」が君臨していたが、既に2枠で産卵を始めていた。これでこの群は安泰である。
「予備女王蜂」が産まれている群では、やや成長した「新女王蜂」があっちこっちと動き回っていたが、まだ産卵は始まっていない。次回内検での産卵開始の確認を期待したい。
この様に群によって、女王蜂が夫々異なることで群全体の蜂達の状態も異なり、それに応じた飼育管理を要する。均一でないことが群の管理の面白さかも知れない。
写真の奥左側が「分蜂」した巣箱で小さめの「新女王蜂」が居て、奥右側の巣箱が大きな「新女王蜂」が居る。手前の右側がやや成長した「予備女王蜂」が居る。
小さめの「新女王蜂」、大きな「新女王蜂」、やや成長した「予備女王蜂」、状況が異なる女王バチの管理に気を使いますね。知識がないと相当戸惑うと思います。
意図せずに産まれた新女王蜂は、
大きさがまちまちです。