蜜蜂ー将来の養蜂産業を支える人材の育成を目指して(その2)

13日に続き「将来の養蜂産業を支える人材の育成を目指して」公益社団法人 国際農林業協働協会 森女史

『まえがき』前号に続き、

ミツバチやハチミツを愛好する人々による小規模の養蜂や、学校の課外活動などの教育現場で養蜂を行う事例を多く耳にする様になりました。

2017年から開催されている「ミツバチサミット」でも、部活動や課外活動で養蜂を行う10数校の高校生や大学生が全国から集まり、熱意と工夫にあふれた活動状況や研究成果が発表されています。

養蜂はハチミツやローヤルゼリー、プロポリスなどの生産物を提供するだけでなく、「花粉交配」を通じて我が国の農業にも大きく貢献しており、私達の食料供給にとってなくてはならない産業でもあります。

しかし、養蜂産業は「養蜂技術」の体系化の遅れや、「ミツバチヘギイタダニ」の蔓延による養蜂経営の圧迫など、様々な課題に直面しています。これらの課題への目下の対応に加えて、養蜂産業全体を将来的に支える人材の育成を急ぐ必要がありますとのこと。  次号に続く。

当方も前回の「ミツバチサミット」に参加したが、高校生や大学生の若い人達が「養蜂」や「蜜蜂の生態研究」などの成果を真剣に熱意をもって発表される姿を見聞きすると頼もしく思えたものである。

米作りや野菜作りなどを営んでおられる人達を身近に見ると、高齢者が多く、この先の担い手はいるのだろうかと心配になる。

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