蜜蜂ー女王蜂の隔離
今年も8月に入ると「女王蜂」を3週間の隔離を行うこととした。
これは、玉川大学の元教授の千場氏が提唱されている「ミツバチヘギイタダニの総合防除」の一環である。総合防除は、「時差式ダニトラップ」、「女王蜂の隔離」、「ダニ駆除剤の投与」である。
「時差式ダニトラップ」は4月から実施しており、現在も継続中である。
8月2日に「女王蜂の隔離」を行った。
「女王蜂」が巣房に雄の卵を産むと、「ミツバチヘギイタダニ」も合わせて巣房に卵を産む。「女王蜂」を隔離することで、女王蜂が巣房に産卵することを強制的に断つ、このことにより、「ミツバチヘギイタダニ」が巣房に卵を産めなくなってしまう。
「ミツバチヘギイタダニ」が産卵できなくなると繁殖力が衰えてくる。そして、追い討ちをかける様に、「女王蜂の隔離」が1週間経ったら、「ダニ駆除剤」を投入して蜜蜂の成虫に取り憑いた「ミツバチヘギイタダニ」の駆除を行う。
この様に「ミツバチヘギイタダニの総合防除」を行うことで「ミツバチヘギイタダニ」の繁殖を抑え、ダニの極減に努めている。
写真の中央は、巣枠の上の中央に置かれた「隔王籠」で中に「女王蜂」を隔離している。1週間経過した様子で籠の回りには多くの「働き蜂」が取り囲んでいて、「女王蜂」の世話を行っている。
この状態を3週間続け、女王蜂の解放は23日である。
隔王籠で中に隔離した女王蜂を、多くの働き蜂が取り囲んで、女王蜂の世話を行っている、とありますが、働き蜂は、女王蜂の何を世話しているのですか。隔離されて世話ができない状態のように感じます。
スズメ蜂は籠に自由に出入りできるので、女王蜂に接近して
ローヤルゼリーを与えます。
これが一番の仕事で、女王蜂は自ら餌がとれません。