蜜蜂ー働蜂は勤勉か(その2)
『ハチとフィールドと』坂上昭一著から、働蜂は勤勉か(その2)について紹介したい。
働蜂は、孵化後20日位までは内勤を行い、内勤の後半になると巣箱から外に飛び出して周辺の地形を脳に刻むための『練習飛行』を行うが、この時はまだ採餌は行わないとのこと。
孵化後20日位になると、かなりの働蜂が「門番」を数日やり、その後は外勤となり蜜源への『採餌飛行』を行って、死ぬまで花蜜や花粉を採取し続けるとのこと。
働蜂はベテランになると外勤を行うが、採餌飛行では悪天候やスズメ蜂等の外敵に遭遇したり、そして激しい飛翔活動で死亡率が高まり、孵化後30日〜35日で一生を終える。
道端で良く見かけるアカパンサスの花。
約20日間内勤、数日門番、約1週間~10日外勤、ですか。
何とすさまじい一生、ですね。
働蜂は一生不眠で働きますが、不休ではない様です。
一生のタスクがDNAに刻まれて生まれ、そのタスクを日々たんたんとこなす
ことが凄いと思います。