蜜蜂ー働き蜂の作業(その6)

前号に続き、「働き蜂の作業」について、

「レーシュの実験」について、坂上昭一著「ミツバチの世界」から、

日齢による分業の成立は、「レーシュ」が1925年に初めて発表した。彼は引き続いて二つの実験結果を報じている。

巣箱に空の巣枠を入れると、それに新たに巣を造ろうと働き蜂が群がる。その働き蜂は「第3の内役期」の蜂でロウ線が発達している。

この巣枠をそっくり取り去り、また新しい巣枠を入れる。これを繰り返すと、コロニーには適齢期の蜜蜂がいなくなるはずだ? しかし結果は、

まだ適齢期でない若い蜜蜂のロウ線が急速に発達し出す。また、既に適齢期を過ぎた蜜蜂で退化し始めたロウ線が、再び活性化してくる。

この様にして老若両方から傷口が治癒されるとのこと。                                       次号に続く。

写真は、11月に訪れた「東京ドイツ村」

第三の内役期の蜜蜂は、日齢が10〜20である、この日齢の働き蜂は「ロウ線」が発達しているので、巣の原料となる「ロウ」を出して巣造りを行う。

この日齢の働き蜂がいなくなった場合には、この日齢の前後の働き蜂が「ロウ線」を発達させたり、復活させたりして「ロウ」を出すことで巣造りに支障をきたさない様にしている。

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