蜜蜂ー令和7年養蜂産業振興会講演会(その3)

前号に続き「令和7年養蜂産業振興会講演会」

『ミツバチ凄い脳力とそれが発達した理由』玉川大学名誉教授佐々木正己氏

脳の発達には社会的な環境が重要らしい。温度や食べ物を同じにしておいても、仲間がいない『独房』に入れておくと、学習能力の発達は進まない。しかも発達しないばかりか、いったん学習したことの記憶時間も影響を受ける。

正常にコロニー内で過ごしたミツバチは、学習したことを2週間ほどは忘れないが、『独房バチ』は1週間程度で忘れてしまう。

この様に仲間からの刺激がないと脳機能が衰えてしまうことは、ヒトの幼児期や老後にも共通している様で興味深い。

最近の研究によれば、記憶・学習の細胞や分子レベルでの基本メカニズムは、ヒトとミツバチの間で驚くほど似ていることが分かってきている。

こうしたヒトの基礎研究にミツバチがモデルとして役立つ可能性十分ありそうだとのこと。

次号に続く。

ヒトとミツバチの記憶・学習の細胞や分子レベルでの基本メカニズムは驚くほど似ていることが分かってきているとのこと。

ヒトの脳の基礎研究とかにミツバチがモデルとして使われる可能性は十分ある様で、ミツバチが今後の研究に使われることを大いに期待したい。

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