蜜蜂ーミツバチヘギイタダニについて(その24)

前号に続き「ミツバチヘギイタダニ」について紹介したい。

『時差式ダニトラップの実践報告』安田学園中学校高等学校 小島直樹教諭著

生物の個体群は指数関数的(ねずみ算式)に増殖するため、ダニが少ないうちは良いのだが、ある閾値を超えてしまうとあっという間に増えて手に負えなくなる。

そう考えると春から秋にかけてダニのいない時期であっても薬剤投与なしに駆除効果が期待できる「時差式ダニトラップ法」は、増殖初期からダニを間引く手段として大変有効と思われる。

話は逸れるが、ダニについて生徒達と話をしていた際、ある生徒が『ダニの増殖を抑えることと、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えていくことはよく似ていますね』と的を射たことを言っていた。

養蜂から得られる知識は本当に多いものだと感心させられたとのこと。 本号はこれで終了。

写真は巨大な「オクラ」、3mはあろうか、頂いて食べたが結構美味であった。右端の低い方が通常のオクラ。

「時差式ダニトラップによる駆除法」について、20回にわたり紹介し、その実践報告について4回にわたり紹介した。おそらく、この手法が養蜂家の間に広くなされていくものと思う。

当方も今春から「時差式ダニトラップ法」「女王蜂の隔離」「薬剤投与」と総合防除を行なっているが、その効果は出ていると思われる。ただ、今年は猛暑が長く続いたことにより、ダニの生息にも影響が出ているのか、養蜂家の間では今年はダニが少ないと言われている様だ。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    猛暑の影響ですか。ダニ、スズメバチだけではなさそうです。
    家の周りでは、クリ、キノコの出来が不十分です。

    • nao_tenjp より:

      こっちでは、サツマイモやジャガイモをスーパー
      から買ったら、中が痛んでいました。
      外面は綺麗ですが、中身に問題があります。

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