蜜蜂ーミツバチヘギイタダニについて(その19)
前号に続き「ミツバチヘギイタダニ」について紹介したい。
元玉川大学農学部干場教授の論文「時差式ダニトラップによる駆除法」によると、
『ダニ管理に関するその他の情報』
元々、西洋蜜蜂は比較的寒いところに適応した昆虫である。蜜蜂に2〜3ヶ月間の冬期休暇期間を与え、春一番に寒い地方から暖地に移動させれば、大型冷蔵庫などに巣箱を入れて冬期に休ませた蜂群と同様に、春の立ち上がりが良好になる。
しかし、寒冷地でも降雪地帯では蜂群が雪に埋もれるため、雪から巣箱を掘り出す作業を考慮すると、2月初旬の暖地への移動は無理があると思われる。
雪が少ない地方か、屋根付きの蜂群置き場が有ればより早めの移動が可能となる。
関東以西での定地養蜂では、12月に入っても女王蜂の産卵は停止せず、ダニ生息の温床になっているとのこと。 次号に続く。
冬期は、東北地方以北などの寒冷地の養蜂家は房総半島などの暖地に大量の巣箱を長年移動させて越冬させてきた。
蜂達とダニ管理の上では寒冷地で越冬させるのが適切と言われても、養蜂家にとって果たして直ぐに意識が変えられるだろうか?
勝浦で定置養蜂をやったきたが、確かに冬期でも僅かであるが女王蜂の産卵を行う蜂群はあり、それがダニの生息を助けていたとは。
昨日、滝の湯川沿いで養蜂している現場を覗いてみました。
巣箱は、20~30程度、ミツバチが一部の巣箱に群がっていました。
冬場、どのように対応しているか、分かりません。
巣箱が雪に埋もれることがなければ、そのまま
置いておくことができると思いますが思います。
降雪地帯では、蜜蜂が出入りする巣門は毎日点検して
雪で閉ざされることがない様にしています。