蜜蜂ーミツバチサミット2023(その5)

12月29日に続き「ミツバチサミット」の講演紹介、

講演「ミツバチのナビゲーション:方向を空から知るしくみ」神戸大学理学研究科生物学専攻 佐倉 緑准教授

『偏光視の神経メカニズム』
この様な偏光を利用した昆虫🦗のナビゲーションは、ミツバチ🐝に限らず多くの昆虫で知られていて、その脳内メカニズムの解明も進んでいる。

特に最近、脳の高次中枢の一つである「中心複合体」と呼ばれる部分が「偏光コンパス」に重要な役割を果たすことが明らかになってきた。

しかし、場所に関する記憶がどの様に作られて想起されるのか、また動きによって変化する情報をどうやって補正しているのかなどについては、まだほとんど分かっていない。

私達は、非常に優れたナビゲーション能力を持つミツバチを使って、この謎に迫りたいと考えているとのこと。                         本号はこれで終了。

勝浦の高台から見た雲一つない日の出

蜜蜂の生態や行動に関する研究は海外でも行われているが、国内では研究テーマとしては他の分野ほど主流ではなく、研究に従事している人も他の分野に比べれば圧倒的に少ない。

それでも、高校、大学、国の研究機関、養蜂産業などの研究者、そして養蜂家のたゆまぬ努力で色んなことが分かってきているが、まで未知のことも多く更なる努力をお願いしたい。

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    偏光視の神経メカニズム、ですか。
    ミツバチに限らず多くの昆虫で知られていること。その脳内メカニズムの解明も進んでいること。
    おもしろいですね。
    興味、あります。

    • nao_tenjp より:

      ミツバチサミットの講演は興味ある内容が多いです。
      今年は講演の全てを聴講しようと思っています。

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