蜜蜂ーミツバチのユニークな性を決める仕組み(その4)

前号に続き「ミツバチのユニークな性を決める仕組み」国立研究開発法人 峰特別研究員

『生き物の性が決まる仕組み』前号に続いて、

現在確認されている生き物のうち、性が決まる要因の大多数は環境的な要因ではなく「遺伝的な要因」であることが明らかとなっています。(爬虫類の一部は本当に温度で性が決まる。)

では性が決まる「遺伝的な要因」とは一体なんのことなのでしょうか?我々ヒトも遺伝的な要因により性が決まります。

我々の細胞の中にある複数の遺伝子情報の記録された構造体のことを「染色体」と呼びます。Y染色体にはオスになるために必要な染色体が含まれており、その遺伝子が発現することで将来オスになることが決まります。

この様なオスとメスで異なる「染色体」のことを「性染色体」と言い、多くの生物に於いて性が決まる「遺伝的な要因」の正体は、この「性染色体」に起因するとのこと。 次号に続く。

稲毛海岸の花の美術館で珍しい花が見られた。

多くの生物では性の決定に支配的なものが「性染色体」とのこと、つまり遺伝的要因で性が決まるのが大半なのであろう。

おすすめ

2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    花の美術館、オープンしましたか?
    気になっていました。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください