蜜蜂ーコロニーの生活史
今号からは、蜜蜂の「コロニーの生活史」について、坂上昭一著「ミツバチの世界」から、
『部分と全体』
前号までは、蜜蜂のコロニーの構成員達の特性とその生涯を駆け足で紹介した。
コロニーの一生は、これらメンバーの一生の総合として展開される。では、それぞれのメンバーの暮らし方を充分に理解すれば、コロニーの生活は自動的に解明されるだろうか?
部分を明らかにすれば、全体も分かるのだろうか?
部分の研究が不可欠なことは分かりきっている。しかし、部分に依存しつつ、全体は独自の法則性を示すのが常である。
コロニーの動きを知るには、メンバーの動きに関する知見を参考にしつつ、さらに別の方法を開発して探索しなければならない。
今までは誰が何をしているかが問題だった。今度はどんなタイプの個体がどの位いるのか、そしてどんな増減を示すかという、数を取り上げる必要がある。
その第一歩として、前号で紹介した働き蜂の日齢による分業と、彼女達の生存曲線との関係をながめてみようとのこと。 次号に続く。
部原海岸の高台から見た日の出

「コロニーの生活史」について、「ミツバチの世界」で坂上昭一氏はその生態を詳しく述べられているので今号からはしばらく紹介を続けたい。
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