散策ー市原の上総国分尼寺跡(その4)
前号に続き、市原の「上総国分尼寺跡」をパンフレット等で紹介したい。
史跡は、歴史の宝石箱、心ときめく情報が秘められている。しばし、光と影の天平の時間と空間を体験して頂きたいとのこと。 本号はこれで終了。
展示館の館員のお方に、尼寺の象徴でもある「金堂」は復元されないのかと聞いたところ、中門と回廊の工事費だけで13億円かかり、「鐘楼」の復元計画はあったが、予算がなく断念、とても金堂の復元はおぼつかないとのこと。
この史跡は、市原市役所の裏手にあり、一度訪れてみられることを薦めたい。
写真は、中庭を通して中門を見たところである。
次の写真は、中門側から中庭通して跡地を見たところである。
最後の写真は、樹齢は分からないが、大きな「タブの木」である。
学芸員の方に、質問しました。
気になっていた建設費用の件です。
現地負担だったそうです。
現在ではとても無理で、バブルの時だったから、
復元費用が賄えたと言われていました。