その他ー「がん」の一次スクリーニング検査(その2)
前号に続き、『「がん」の一次スクリーニング検査(その2)』を紹介したい。
高精度と低コストを両立させる『線虫』
がんの検査に「線虫」を用いるというアイデアの発端は、
①線虫が機械には真似できない程の優れた嗅覚センサーを持つ点
②そして飼育コストが非常に安価という点
線虫は、犬より多い嗅覚受容体遺伝子を持ち、機械では検知できないほど微量な匂いを嗅ぎ分ける能力を秘めている。それでいて1匹が300個の卵を産み、大腸菌で繁殖するため飼育コストは安価。
今の世の中にある検査はほぼ全てが人工の機器やキットで行われているが、極微量な匂い物質を検知するためには高額なものが必要となるため、結果的には検査費用にそれが反映されてしまう。
より多くの人が、もっと気楽に「がん検査を受けよう。」という気持ちになるためには、精度が高いことは勿論、安価であることが重要で、それを実現できるのが『線虫』であるとのこと。 次号に続く
公園の河津桜が満開
線虫は微量な匂いを嗅ぎ分ける能力を持ち、1匹が300個の卵を産み大腸菌で繁殖する、ですか。
すばらしいですね。見つけたのは日本人ですか?
日本人の広津さんと言う生物学者ですが、素晴らしい発見です。
ノーベル賞級と思います。