養蜂ー巣別れ(分蜂)の兆し

3月28日に種蜂として設置した2群は、1ヶ月半で1群当たり5枠約8000匹から18枠約35000匹程に増勢しており、上下の巣箱内はほぼ満杯の状態である。

1匹しかいない女王蜂のここまでの産卵は凄まじく、1日に約2000個の卵を産むと言われている。産まれた雌蜂である働蜂は、この時期になると寿命が35日と短くなり、補充を要するため女王蜂の産卵は止まることなく続いている。

集団生活を営んでいる蜜蜂は、この増勢期になると、一コロニーから女王蜂と約半分の蜂達が巣別れ(分蜂)を生起し、集団移住を図る。これは、蜜蜂達の「種の保存」としての自然現象であり、残るコロニーと出ていくコロニーと2つのコロニーと子孫繁栄の現象でもある。

分蜂の兆候は、新女王蜂を作成する巣である王台の出現で分かるが、この王台をそのままにすると新女王蜂が生まれ、2匹の女王蜂は相容れなくなり、旧女王蜂は他の蜂達と分蜂する。

分蜂現象はまだ解明されていないこともおる様で極めて複雑であり、おいおい紹介していきたい。

右奥の巣箱で分蜂の兆しが見られる。

おすすめ

2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    分蜂して出ていくのは、旧女王ですか。新女王が出ていく方が自然だと思いますが・・・

    • nao_tenjp より:

      人間社会では分家は子供達が一般的ですね。
      分蜂は、新女王蜂が生まれた直後に起きるため、旧女王蜂が出ます。
      新女王蜂は、生まれて10日ほど経たないと一人前になりません。

nao_tenjp へ返信する コメントをキャンセル

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください