蜜蜂ー3回目の採蜜(その2)

前号で3回目の採蜜の状況を紹介したが、例年5月下旬から8月初旬にかけて3回の採蜜を行っている。春から夏にかけて、巣箱を置いている所から半径約10km四方に咲く蜜源となる草木の花はそれ程多くの種類がなく、椿、梅、桜、藤、椎木、栗そしてカラスザンショウあたりであろうか。

1回目と2回目の蜂蜜は色んな花の蜜からなる百花蜜で、3回目だけはカラスザンショウの花だけの蜜となる。蜜蜂は、一ヶ所に大量の花々が咲いている所に訪花する習性があり、巣箱を置いている近辺ではカラスザンショウ以外の花はそれ程多くないので色んな花の蜜を集めている。

カラスザンショウは、ミカン科サンショウ属で房総のある場所には群生が見られ、巣箱を置いている近くには多い。この蜜は、サンショウ属であるせいか、風味が他の蜜と異なり、どんな味かと言われると表現が難しい。

写真は、右側が6月26日の2回目の百花蜜、左側が7月31日の3回目のカラスザンショウの蜜であるが、カラスザンショウの蜜がやや色が濃ゆく、味も濃ゆい感じがする。糖度はどちらも80度以上でほぼ同じである。

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8件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    3回目は、色が、あきらかに違いますね。
    1回目と2回目は、同じでしたか?

  2. nao_tenjp より:

    1回目と2回目は、百花蜜で獲れた時期が異なるため、蜜源は
    違いますので、色合いは僅かに違います。風味も僅かに違います。

  3. そそろうらら より:

    蜂蜜には、百花蜜と単花蜜とがあるのをはじめて知りました。

    • nao_tenjp より:

      単花蜜の代表は、レンゲ、菜の花、クロバー、蕎麦など、木々の花では桜、アカシア、
      とちの木、栗、カラスザンショウなどがあります。
      蜜蜂は近くに大量の単花が有れば、そこに集中して訪れ、他の少量の花があっても
      行きません。大量の単花がない場合は、色んな花が少量でも咲いていればそれらに
      行きます。その蜜は百花蜜と呼ばれています。

  4. そそろうらら より:

    ご返事ありがとうございます。
    まずは、単花蜜ということ、面白いです。

    • nao_tenjp より:

      こちらこそ興味を持って頂き、ありがとうございます。
      美味しさでは、国産のレンゲ蜜が最高でしょう。

  5. くうた より:

    単花蜜は、全く他のものが混ざってないものですか?
    80度ってだいぶ高いんですね。糖度計を持ってるんですか?

    • nao_tenjp より:

      単花蜜の代表例をあげましたが、それらは大量に花が咲くため
      その花が咲いている間は他の少量の花には行きません。
      大量に花が咲いている時は、約1週間で満杯に貯めるので、他の
      花蜜はまず混じりまん。
      糖度計は養蜂始めてまもなく購入しました。糖度80度以上だと
      上等の蜜と言われてます。因みに、メロンの糖度は17度です。

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