蜜蜂ー蜜蜂達の誕生プロセス

前号では、巣枠について述べたが、今号では女王蜂、雌の働蜂、雄の蜂の産まれるプロセスについて述べる。女王蜂は、2月〜11月頃までは産卵を続けるが、産卵量は天候と花の量によって変化する。働蜂の巣に卵を産むと巣の大きさを確認して精子をかけ、有精卵とする。雄の巣に卵を産むと巣の大きさを確認して精子をかけないで、無精卵とする。女王蜂から巣内に卵が産み落とされると働蜂は、王乳所謂ローヤルゼリーを3日分与え、更に蜜を3日分与えると蓋をする。ただ王台に産み落とされた卵は女王蜂にするため、ローヤルゼリーが6日分与えられて蓋がされる。卵期が3日、給餌期5〜6日、有蓋期は女王蜂で7日、働蜂で12日、雄蜂で15日であり、それぞれの日数を経て孵化するが、女王蜂の孵化は早い。女王蜂からの同じ卵で夫々の蜂が誕生するが、女王蜂にするためには、他の蜂と違ってローヤルゼリーの給餌が倍なされることが必須条件である。卵を産む以外の仕事は働蜂が全て行なっているが、その能力の高さには驚かされる。写真の茶色の部分では働蜂が育っており、下の落花生状の2個の王台では女王蜂が育っており、いずれ孵化する。

 

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    こんにちは。
    2個の王台、本当に落花生のように見えます。
    ところで、母親の退院が5月10日に決まりました。
    その後、1週間後には、蓼科行きを予定しています。

    • nao_tenjp より:

      落花生とは、大学の後輩が名付けました。写真の左側の王台を一個残しました。それが、1日に底に丸い穴が開いていましたので、まず孵化したものと思っています。

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