蜜蜂ー巣枠の構造
西洋蜜蜂の巣枠について
近代的な養蜂は、内部検査や採蜜をより合理的に行える様に巣箱と巣枠にも改良がもたらされ現在に至っている。
巣箱内には7枚から10枚程の巣枠が入っているが、その1枚を引き上げると写真の様に全て細かな巣になっている。
両面この様な巣で構成されているが、この巣を数えてみると縦40、横80で合計3200個であり、両面で6400個にもなる。この巣枠は働蜂によって完成されたもので、一度使われている。
中央のやや黒っぽい楕円領域が育子圏、その外側に花粉圏、更に外側に貯蜜圏となる。
次の写真は、人工的にロウで巣が半分程盛られた半完成品の巣枠である。
この枠を巣箱内に入れると、働蜂によって体内の蜜蝋を使って盛り上げて完成させる。約1週間もあれば完成させる。しかし、蜜蝋の原料は蜂蜜であり、かなり多くの蜜が必要となる。
次号に続く
人工的にロウで巣が半分程盛られた半完成品の巣枠、これは、だれが、どのように、作成するのでしょうか?
養蜂具業者が製造して販売しています。
巣礎といって半盛りがないのもあり、養蜂家はだいたいそれを
使います。いわゆる基盤ですね。