蜜蜂ーハチは何故刺すのか(その8)

『ハチとフィールドと』坂上昭一著から、『ハチは何故刺すのか(その8)』を紹介したい。

生命を捨てて守る群ーその防御機能ーハチが刺すケース

前号に続き、一つの例として、分蜂した蜂は暫く近くの木の枝にぶら下がっているが、その間は大人しくしており、巣箱に取り込む際に少々荒っぽく取り扱っても、この時のハチは滅多に刺そうとしない。

この大人しさは何に起因しているのか、良く分かっていないが、ただ一つはっきりしていることは、彼らは一時的に守るべき巣がない状態にあると言うことである。

勿論、初春や晩夏の蜜を出す花のない頃、また曇天や雨天で外に採餌に行けない時はハチは酷く気が荒くなる状況になる。ハチが何より怒るのは巣をいじられること、ことに落としたり、叩いたして強いショックを与えた時であるとのこと。

蜂の飼育を行う際、一番気を付けることは、内部検査時の巣箱や巣枠の扱いは出来るだけ静かにやることと教わった。

 

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    蜂の飼育で一番気を付けることは巣箱や巣枠の扱い、
    これは、そのとおりだと思います。
    内部検査さえ、いいのかなあと思っていました。

    • nao_tenjp より:

      兄に最初に教わったことが、手入れの時にはできるだけ静かに
      やることでした。

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