その他ー病気を引き起こすウイルスは氷山の一角(その5)

朝日新聞のGLOBE(2020.9.6)から、『病気を引き起こすウイルスは氷山の一角(その5)』を前号に続き紹介したい。

山内東大名誉教授は、1992年に退官して民間の研究所で牛疫ワクチンを研究しながら、一般向けにパソコン通信で人獣共通感染講座を開いた。1998年頃、そこに「細菌では善玉菌と悪玉菌と聞くが、ウイルスには悪玉しかないのか?」と質問受けたとのこと。

山内東大名誉教授は、その質問にはっとさせられた。それまでもウイルスの善玉の側面はいくつも見ていた。ウイルスは宿主の細胞を殺してしまうものと考えられていたが、病気を全然起こさないウイルスもかなり見つかった。人のゲノムの中にもウイルス由来の遺伝子が見つかり、ウイルスが進化の推進力になることも分かってきたとのこと。          次号に続く

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    ウイルスには多種多様なものがあり、その内、判明している種類は、ごく一部、と考えるべきだと思う。

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