趣味ー火星着陸「忍耐」実るか(その8)

朝日新聞(20212.18)から、『火星着陸「忍耐」実るか(その8)』を前号に続き紹介したい。

日本人技術者大丸さんは、留学経験もコネクションもなかったが、大学院で自らの売りになる最先端の熱制御技術を身に付けた。

NASAジェット推進研究所(JPL)でインターンを2ヶ月できることになり、大物研究者から「彼を雇えばNASAの技術レベルを一つ上げられる」と評価され、就職が決まった。

忍耐「パーサビアランス」では、熱制御のスペシャリストとして、土壌サンプルの採取システムの設計と開発に携わった。火星を模した環境下でうまく作動しない等、開発では苦労が絶えなかったという。

「9年前に知ったJPLで、開発者の一人として着陸に立ち会う。まだ信じられないけど、その瞬間に自分がどう感じるのかも楽しみ」と期待しているとのこと。 本シリーズはこれで終了

大丸さんが開発に携わったサンプル採取装置は、零下120℃になる火星でも作動する様に設計されている。2月19日にはパーサビアランスは無事着陸し、大丸さん設計の装置が今後活躍するであろう。

花の美術館中庭の花壇

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2件のフィードバック

  1. 里山里海 より:

    たった2ヶ月雇用のインターンを、評価して雇ったNASAも、大したもんです。
    日本だったら、どうでしょうか?

    • nao_tenjp より:

      宇宙開発の最前線で働きたいと思う日本人は増えていると
      思いますが、海外志向がありますね。
      日本も宇宙開発に力を入れ始めていますが、技術者や飛行士
      の練度アップ、今は海外に委ねる時期でしょうか。

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